朝鮮音楽の研究

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の音楽・軍歌・歌謡を翻訳。現在300曲収録を目指しています。開設:チュチェ104(2015)年4月23日 ※2016/8/22 コメント欄開放 姉妹サイト:http://www.geocities.jp/totalwar1939/

労農赤衛隊行進曲(로농적위대행진곡)

1961年創作 アン・ヨン作詞 キム・ソンニョン作曲(歌詞や創作年、作者はすべてサミルポ2.0より)

 

 

我らは共和国の労農赤衛隊
労働党が育んだたくましき子ら
党と首領を 命もて守り
社会主義の獲得物 守りゆく
進め赤衛隊 抗日の伝統継ぎ
進め赤衛隊 固く団結して進め

 

我らは栄誉ある労農赤衛隊
金日成大元帥様の教えに従い
全国を鉄壁に固め
社会主義の獲得物 守りゆく
進め赤衛隊 抗日の伝統継ぎ
進め赤衛隊 固く団結して進め

 

我らは党の戦士 労農赤衛隊
銃と鎚を固く握った革命の戦士
奸悪なる仇敵 米帝を一掃せん
我が祖国の南の地 解放しよう
進め赤衛隊 抗日の伝統継ぎ
進め赤衛隊 固く団結して進め

 


우리는 공화국의 로농적위대
로동당이 키워낸 억센 아들딸
당과 수령을 목숨으로 보위해가며
사회주의전취물을 지켜 나간다
나가자 적위대 항일의 전통 이어
나가자 적위대 굳게 뭉쳐나가자

 

우리는 영예로운 로농적위대
김일성대원수님 가르치심 따라
온 나라를 철벽으로 다져 가며
사회주의전취물을 지켜 나간다
나가자 적위대 항일의 전통 이어
나가자 적위대 굳게 뭉쳐나가자

 

우리는 당의 전사 로농적위대
총과 마치 굳게 잡은 혁명의 전사
간악한 원쑤 미제 쓸어 버리자
내 조국 남녘땅을 해방하리라
나가자 적위대 항일의 전통 이어
나가자 적위대 굳게 뭉쳐나가자

 

 

解説

 

第二次大戦中、日帝は総力戦を遂行するにあたり、朝鮮半島において開戦以前をはるかに上回る規模での食料供給を強要した。その結果として農民階級が没落、実に農民の73.8%が土地を失うか小規模な土地を所有するだけで、彼らは平均60%にもなる小作料を支払うことになった。

そうしたなかで1945年8月15日の解放後、10万人以上のソ連占領軍が進駐したことと、例年よりも収穫量が減少したことで食糧事情はさらに悪化した。

以上のような事情により、朝鮮半島北部における土地改革は最優先課題となり、1946年3月5日、のちの朝鮮民主主義人民共和国政府の前身である北朝鮮臨時人民委員会は「北朝鮮における土地改革法」を制定、農民階級への土地再分配などが図られた。こうした動きには地方の人民委員会や労働組合が総動員されたが、土地を没収される地主階級から発生する強い反発を抑え込む組織が必要となっていった。

こうして地主階級から武力により土地を没収することのできる組織として「農村自衛隊」が発足、朝鮮戦争休戦後には戦火で焦土と化した農地の再整理にこの「農村自衛隊」が活用された。

1962年、朝鮮労働党中央委員会第4期5次全員会議において国防経済発展の要として、「四大軍事路線」が採択され、『全人民の武装化、全軍の近代化、全軍の幹部化、全土の要塞化』という四つの国防方針が決定された。

それに先立って1959年にはすでに「四大軍事路線」の青写真ができていたとみられ、同年、金日成は『全人民の武装化』の一環として、農村自衛隊を改編した準軍事組織として「労農赤衛隊」を発足させたのである。『労農赤衛隊行進曲』はその2年後に創作され、労農赤衛隊の公式ソングとしての地位を確立した(朝鮮人民軍にとっての『朝鮮人民軍歌』に相当する)。

その後、労農赤衛隊の人員は膨張をつづけ、現在では約400万人ほどが所属しているといわれている。これに朝鮮人民軍国境警備隊、赤い青年近衛隊の人員を加えると、実に7~800万人もの軍人・準軍人を要する計算となる。ちなみに朝鮮民主主義人民共和国が実効支配している38度線以北の人口は2400万人。最近「労農赤衛軍」に改称されたらしい。

歌詞について。

いつも通り「金日成大元帥様の~」という箇所は創作当時のものと差し替えられているはずです。もしかしたら他にも改変されている部分があるのかもしれない。

いやぁ、先軍政治ってほんとにいいもんですねー。

 

動画



参考:

http://office.kbs.co.kr/tongil1/archives/4260

http://dailynk.com/korean/read.php?cataId=nk04300&num=1188

 

ほんとは蔵書とかも紐解けばよかったんだが、ものぐさなのでネット上の資料だけで済ませてしまった。