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朝鮮音楽の研究

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の音楽・軍歌・歌謡を翻訳。現在100曲収録を目指しています。開設:チュチェ104(2015)年4月23日 ※2016/8/22 コメント欄開放 姉妹サイト:http://www.geocities.jp/totalwar1939/

朝鮮研究にまつわる真面目な話

チラシの裏

柄にもなく、ちょっとまじめな話を。

実は、『音楽政治』の国・朝鮮を考えるうえで極めて重要な朝鮮音楽についての研究の最前線は南朝鮮であり、日帝においては先行研究がほぼ存在しない。サイトに『朝鮮音楽の研究』などという題名をつけておきながらアレだが、私が所有している朝鮮音楽に関する資料なども微々たるものである(それでも日本有数だとは自負しているが)。これは朝鮮音楽といった文化芸術だけでなく、政治学や歴史学を含めていえるが、研究者たちは、こと北朝鮮研究についての資料の入手には苦慮することになるのである。

 

日帝の大学の史学科で最も人気があるのはヨーロッパ史であるそうな。

そうしたなかで東アジア史を専攻しようという学生は限られてくるだろうし、ましてや朝鮮近現代史を専攻しようなどという奇特な人物は本当に数少ないことだろう。むしろ、アクスム王国やソンガイ王国にハマってるアフリカ史研究者のほうが多いくらいではないだろうか。

もっとも歴史学に限れば日本にも北朝鮮史・社会主義圏史の権威はいらっしゃる。

おれたちの和田春樹先生がその筆頭だ。

しかし我らが和田先生をもってしても、南朝鮮の研究者からの評価は「新発見に乏しい」と、あまり高くないようである。

こうした厳しい条件のもと、先行研究もなしに、暗夜を懐中電灯だけを頼りに進むしかないのが日帝における朝鮮研究の現実であり、朝鮮音楽研究についてはその光源すらない状態だ。

一介の朝鮮音楽好き、社会主義国好きとしては、ぜひ南朝鮮日帝間の学術交流が進み、音楽芸術面だけでなく様々なアプローチからの朝鮮研究が進めばいいと、切に願っている次第である。