朝鮮音楽の研究

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の音楽・軍歌・歌謡を翻訳。現在100曲収録を目指しています。開設:チュチェ104(2015)年4月23日 ※2016/8/22 コメント欄開放 姉妹サイト:http://www.geocities.jp/totalwar1939/

7.27行進曲(7.27행진곡)

作詞:チャ・ホグン 作曲:チョ・キョンジュン

2013年創作。

 

足取り高く 大手を振って 行こう 7.27だ
老兵たちとともに 軍楽のしらべに合わせ 行進しよう
米国野郎が差し出した降伏文書 踏みつけ通り過ぎてきた広場
友よ 強く 強く 強く
大地を踏み響かせ進もう
勝利 勝利 勝利の7.27
もっと高く轟かそう 偉大な朝鮮の勝利を


首領様の命令で 手柄に輝く勲章を見よ 
侵略者の旗を燃やし 打ち上げられた祝砲を見よ
勝利のため 戦った戦士たちは われらのふたおや
友よ 敬礼を 敬礼を 敬礼を 代を継ぎささげよう
勝利 勝利 勝利の7.27
もっと高く轟かそう 偉大な朝鮮の勝利を


戦勝広場を通る 怒涛のごとき行進
祖国統一広場の閲兵式に向かい まっすぐ進もう
党中央に従い 足取り合わせ 堂々と歩もう
友よ 前進 前進 前進
最後の勝利に向かって
勝利 勝利 勝利の7.27
もっと高く轟かそう 偉大な朝鮮の勝利を

 


발걸음도 높이 활개치며 가자 7.27이다
로병들과 함께 군악소리 맞춰 행진해가자
미국놈이 바친 항복서를 밟고 지나온 광장
동무여 힘차게 힘차게 힘차게 지축을 울리며 나가자
승리 승리 승리의 7.27
더높이 떨치자 위대한 조선의 승리를


수려님의 명령 위훈으로 빛낸 훈장을 보라
침략자의 기발 불태우며 터친 축포를 보라
승리위해 싸운 용사들은 우리 부모들이다
동무여 경레를 경레를 경레를 세대를 이어서 드리자
승리 승리 승리의 7.27
더높이 떨치자 위대한 조선의 승리를


전승광장 지나 노도치는 행진 멈추지 말자
조국통일광장 열병식을 향해 곧바로 가자
당중앙을 따라 발걸음을 맞춰 보무당당히
동무여 앞으로 앞으로 앞으로 최후의 승리를 향하여
승리 승리 승리의 7.27
더높이 떨치자 위대한 조선의 승리를

 

 

解説

牡丹峰楽団が2013年に発表した曲。

2013年は祖国解放戦争(朝鮮戦争)の休戦から60年の節目の年で、朝鮮は祝賀ムードに包まれていた。

そうしたなかで、《위대한 전승의 명절》《전승의 축포여 말하라》《위대한 년대의 승리자들에게 경의를 드린다》などの曲とともに発表されたのが、この『7.27行進曲』というわけである。

「勝利 勝利 勝利の7.27」という一節では、普天堡電子楽団が多用していた例の「ピュッピュッピュ」という音が裏拍として挿入されている。

普天堡の継承者としての牡丹峰のスタンスを改めて確認することができる演出である。

金正恩政権へと移行したいま、朝鮮音楽界における歌曲の取り扱いが変化している。

芸術家たちが称号や賞を受けることはこれまでもあったが、近年は歌曲そのものが受勲される例も散見される。

この『7.27行進曲』も例外ではなく、2013年には「祖国解放戦争勝利60周年記念勲章」を授与された(同時に《위대한 전승의 명절》《전승의 축포여 말하라》《위대한 년대의 승리자들에게 경의를 드린다》も受賞している)。また最近では2016年5月、『この世に羨むものはない』に金日成賞、金正日賞が授与されている。

「7.27」記念ソングの歴史はたいへん古く、戦争終結直後の1953年にはすでに『我らは勝利した』が創作されており、この曲は後年、普天堡電子楽団の「戦時歌謡連曲」にも収録されている。しかしそれ以降は、戦時歌謡が演奏されることはあっても朝鮮戦争を題材とした新曲の発表はなく、新たな息吹が吹き込まれるには普天堡の登場を待たなければならなかった。

 ここ20年の間、「7.27」記念ソングといえば文句なしに普天堡の演奏する『我らの7.27』が定番だったが、牡丹峰楽団の登場とともに『我らの7.27』も牡丹峰のレパートリーとなり、そして『7.27行進曲』が近年の決定版的歌謡として登場したわけである。

 

 

動画


 

※ 2016年9月22日 加筆